馬の伝染性貧血
Equine infectious anemia

馬の急性ないし慢性の疾患で、戦前は我が国で年間9,000頭に及ぶ発生があったが、家畜伝染病予防法に より、ウイルス感染馬はすべて殺処分された結果、現在は我が国では発生がない。しかし原因ウイルスは人の エイズウイルスと極めて近縁で、エイズの重要な疾患モデルと考えられている。当標本室には多数の標本が 収蔵されている。写真は肝臓病変。

にくずくの実 Nutmeg

この実の割面が慢性のうっ血肝の割面とよく似ているので、その肝臓病変をにくずく 肝と呼ぶ。馬の伝染性貧血などで見られる。



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御領 政信(Masanobu Goryo)
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Department of Veterinary Pathology, Faculty of Agriculture, Iwate University., Morioka, 020-8550, Japan