牛の創傷性心膜炎
Traumatic Pericarditis in Cattle
釘、 針金などの尖鋭な異物が第二胃を穿孔して横隔膜をつらぬき、 心膜に達することによって起こる。
初め、 漿液の滲出があり、 これに線維素凝塊を混ずる程度であるが後に化膿性となり、 経過が長びくと心膜が肥厚し、 心臓又は横隔膜と癒着する。 異物の持続的穿孔のためその通路に瘻孔を作り、 心臓にも穿孔し、 さらに肺胸膜、 時には肝臓、 脾臓等にも化膿巣を作ることがある。
心嚢異物 針金
牛の第二胃より心嚢に入り右心室壁に刺入せるもの。
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御領 政信(Masanobu Goryo)
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Department of Veterinary Pathology, Faculty of Agriculture,
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