馬の芽生菌病
Blastemykose
馬の鼻腔および副鼻腔に発生した腫瘍状肉芽腫で、 本邦において初めて発見された一種の芽生菌によるものである。 生前、 鼻腔から出血があり、 後、 前頭部および上顎部の腫張が見られ、 蓄膿症が疑われた。 剖見上、 左前頭洞および鼻腔に淡黄色半透明柔軟な脂肪様を呈する組織塊が認められ、 この組織の鏡検により大小不同の円形芽生菌を多数認めた。
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御領 政信(Masanobu Goryo)
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Department of Veterinary Pathology, Faculty of Agriculture,
Iwate University., Morioka, 020-8550, Japan